8/13/2015

反応のからくり







私たちが人生と呼んでいるもの 体験していることは

すべて「 関係性 」の上に成り立っている





人間関係  特に親密な関係性において出てくる過剰な反応

( エックハルトのいうペインボディ )は

「 関係性 」が見せてくれる 

最もわかりやすい エゴから生まれた現象である

反応し合っているのは お互いのエゴ意識

それがわからないでいると その関係性は

遅かれ早かれ崩壊する





内面で起きた反応に対して

相手にぶつけていくのではなく

自分自身の解放のチャンス また ものごとをありのままに受け入れる

プラクティスとしていくのだ






反応が教えてくれるものは

自分の抱いている強い思い込み  決めつけ  信念体系 

相手に対してだけでなく 自分自身にも課している

「 今 」に対する抵抗 

「 あるがままの状態 」に対する抵抗





このエゴ的反応を観察し

この反応のからくりに気づいていけば

「 バカげた争いのドラマ 」は終焉を迎える





Nothing reacts Nothing. 





無が無に反応している無意味さ 愚かさに気がつけば

かなり意識のシフトが起こる

つまり 幻想の人間関係から脱出するのだ



 


by Eckhart Tolle's messages






8/12/2015

アイデア・ノルマ






白熱電球 映写機 蓄音機といえば エジソン

特許数は世界で2位

世界最大の複合企業ゼネラル・エレクトリック;GEの前身を築いた





優れたアイデアは 自然発生的には生まれない

エジソンもこのことをよく理解し

自分にも部下たちにもアイデア・ノルマを課したという





エジソン自身のノルマは

◉10日ごとに小さな発明を一つ

◉半年ごとに大きな発明を一つ





人一倍多く考えることは

いいトレーニングになるだけでなく

問題の解決策への視野を広げる





問題1つに対して 50通りの解決策を考える

新しいアイデアを 少なくとも3つ考える

など ノルマを自分で決めて

複数の問題に対して 複数の解決策を考える習慣をつける




その多くはパッとしないかもしれない

最初にひらめいたものが一番いいとも限らない

しかし 問題解決には必ず複数の方法があるはずだ

それがわかると 

実践をもって 自分のものになる












決断





すべての運命は 

この瞬間 この決断によって創造される

与えられた環境によってではなく

自らの決断によってのみ形成される




足りないという欠乏感や

満たされないという空虚感に

たとえ 押しつぶされそうになったとしても

いま 受けとっている最善のものにフォーカスすれば

いま この瞬間が 

自分にとって 最大最高最善に満たされていると気づく

いつも制限しているのは 自分だと気づく

自分の中心は いつもやすらぎに包まれ

安心・安定感のある絶対的な存在である 




ここには 欠乏感も空虚感も何もない

いつも中心を全開に

自らの決断によって 情熱的に人生を築いていくだけ

その瞬間から 運命は永久に変わっていく
















悔いのない人生を




いまのこの人生を

 
もう一度

 
そっくりそのまま

 
くりかえしてもかまわない


という生き方をしてみよう










8/07/2015

生きた意見をもつ




生きた魚を手にするためには

自分で出かけて 実際に魚を釣り上げなければならない



自分の意見をもつためには

自ら動いて 考えを掘り下げ

ことばにするのだ



それは 魚の化石を買う人々よりましだ

自分の意見をもつことを面倒がる人々は

お金を出して ケースに入った化石を買う

この化石とは 他人の昔の意見のことだ



そして彼らは 買った意見を自分の信念としてしまう

そんな彼らの意見はいきいきとしておらず

いつまでたっても変わらない



けれども この世には

そういう人々が数多くいるのだ




8/06/2015

発見






発見は


ほかのみんなと同じものを見て


違うふうに考えることによって


生まれる




by  Albert von Szent-Györgyi Nagyrápolt
(ノーベル生理学・医学賞受賞)


8/05/2015

こころの層








坐禅は 奥深く何ものにも従事していない状態
 

それは瞑想ですらない
 

というのも 瞑想するときには
 

何かをしようとしているから
 



神聖なるもの  を思い起こしていたり
 

まさしく 自分自身を思い起こしたりする
 

そうした努力が さざ波をつくり出す



どんなところに座ってもいい
 

が 何を見るにせよ あまり刺激のあるものであってはならない
 

たとえば あまり動きの大きなものであってはならない
 

それらは注意を散漫にする
 



木々なら見てもいい
 

それなら問題にはならない
 

木々はその風景が一定しているから
 



空を見守るのもいい
 

あるいは ただ部屋の一隅に坐って 壁を見守るのもいい



とくになにかに注目してはならない
 

ただの空っぽの状態    というのも
 

そこに目があり 人は何かを見なくてはならないから
 



が とくに何かを見てはいない
 

なにかに焦点を合わせたり 集中したりしてはならない
 

ただ広がったひとつの像 それはたいそうくつろがせるもの
 



そして 呼吸をくつろがせるということ
 

それをやってはいけない それを起こらせるがいい
 

自然のままにしておくがいい
 

そうすれば さらにいっそうくつろぎをうむ



からだをできるだけ不動に保つこと
 

まず よい姿勢をみつけなさい
 

まくらやふとん 心地よく感じるならどんなものに坐ってもいい
 

だが いったん腰をすえたなら 不動のままでいなさい
 

からだが動かなければ こころは自動的に静まるから
 



からだが動けば こころも動き続ける
 

なぜなら 心身は二つのものではないから
 

それらは一体 ・・・・ ひとつのエネルギー



初めのうち それは少し難しく思えるだろう
 

が 2~3日たったら 途方もなくそれを楽しむだろう
 

まもなく
 

こころの層が 一層ずつはがれ落ちてゆくのがわかる
 




ただ 無心にそこにいる  

一瞬がやってくる





by OSHO ; 
Bhagwan Shree Rajneesh










頭のなかで





世の中には 守らなければならない法律やルールがある

みな慎重になるあまり さらに独自の枠を重ねている




そうした枠や制限が増えれば増えるほど

創造性はすりへっていき 新たなアイデアもなくなる




創造性とはルールを破ること  ともいえる

ただし 破っても意味のないものもある




ラスベガスのある大きなカジノでのこと

ディーラーが ルーレット台に球を1コ投げ入れた

しばらく回転したあと 球は7番で止まった

すると 台の横にいた男が「  ノー!  」とがっかりした声を上げ

ディーラーに10ドルを渡した

台で賭けていた客人ではなかったため

ディーラーは なぜ10ドルよこすのか と尋ねた




 すると男は 

「  頭の中で19番に10ドル賭けていたけれど 負けたから  」

と応えた

ディーラーはため息をつき 黙ってその10ドルを受け取った

その後も同じことがくり返された

男は毎回 頭の中で賭けをしては「  負けた!  」といって

ディーラーに10ドルを渡した




ところが 球が17番で止まったとき

男は突然 大きな歓声を上げた


「  やったー! 1万ドルだ! 17番に賭けてたんだ!!!  」 




ディーラーはもちろんジョークだと思っていた

ところが 男は大の大真面目

なんと そのカジノを訴えてしまった




男は法廷で主張した

「  負けたときは 頭の中での賭けを認めて

   金を受け取ったのだから 

   勝ったときも認めるべきだ!  」 




意外なことに 裁判長は 原告側の主張を認める判決を下した

しかし 判決には重要な追加項目があった




【  頭の中で行われた賭けを容認したカジノは 

   頭の中で 原告が得た儲けも支払う義務がある

   ただしそれは 頭の中の小切手で支払うものとする  】



暗黙の掟を破ってもあまり問題はない という教訓だ
















アイデア






人が 新しいアイデアを恐れる理由が


私には理解できない


古いアイデアのほうが 私は怖い





ーーージョン・ケージ(アーティスト)



8/04/2015

チャレンジャー





つい先日まで

格安航空会社 LCC は ” ホンモノ " の航空会社ではないと

鼻であしらわれる存在だった




業界でゆるぎない地位を保つ企業は 

たいてい従来の方法で稼ぐことに忙しいため

新たなビジネス・チャンスに気づかない




新しい試みは 新しいチャレンジャーの手に委ねられる



 

格安フライトを実現したライアンエアーは

今日では ヨーロッパでも数少ない利益の出る航空会社の一つである


 


とはいえ 競争は続いている

そんな中 ライアンエアーは新たな戦略を発表




【  無料の空の旅  】 だ




CEOが語ったところによると

無料の旅を提供する代わりに

乗客に 機内でスロット・マシンなどのゲーム機で遊んでもらい

利益を得るというモデルで

 

 【  空飛ぶラスベガス  】  をイメージしたという



 



なんと 発想豊かな戦略だろう
 

業界の常識を疑い しかも大きく破ってみる
 

チャレンジャーになること
 

それ自体が イノベーションの風を大きくするのだ
















8/03/2015

ユーモア戦略







子供は 一日に300回笑う

女性は 通常150回くらい 


といわれる




しかし この世の中はストレス社会

大人になると一日に20~30回しか笑わないそうだ




笑うことが健康にいいことは衆知の通りだが

日々の仕事 生活の中で
 

笑いの場面をあえて作ろうとしても そうはいかない




ある企業は「 笑い 」を経営戦略に取り入れ

大成功を収めている

この会社はユーモアがある人のみを採用




【  ユーモア戦略  】とは


1)おかしなことを考える


2)遊び心に満ちた態度をとる


3)最初に笑う人になる


4)その場にいる人と共に笑う


5)自分自身を笑う


6)仕事は真剣 自分は深刻にならない





【  笑う  】とは行動そのもの

【  歩く  】【  話す  】と同じ





おもしろいから笑うのではなく

笑うからおもしろくなる

意識してやれば習慣となる




【  ユーモア戦略  】で彩る人生もすてきだ





既存の知識を無視する




【  空想は 知識よりも大切だ  】

といったのは アインシュタイン

では 知識と創造性の違いはなんだろう




例えば スポーツを例にあげる

1968年まで 走り高跳びの跳び方には2通りあった



 
○ダイブ : 
腹を下にして 両手、頭、胴の順にバーを跳びこえる方法

○はさみ跳び : 
ハードル跳びのように片足を上げ もう片足で切るように跳びこえる方法



トップを競い合う選手たちは 跳び方に関するあらゆる情報をかき集めて

研究し競い合っていた



そこに彗星のように現れたのが フォスベリー

もとは医学生で 既存の知識に頼らずに 自らの頭で新機軸を考えた

ほかの選手より高く跳ぶには 同じスタイルで勝負してもダメだと

人体の構造を深く観察し 背中をバーに向けて跳ぶ 

○背面跳び   を編み出した



そして 秘密裏にトレーニングを重ね

1968年のメキシコ・オリンピックで見事 金メダルに輝いた

新しいアイデアの探求が 単に知識を身につけることに勝った瞬間だ




新しいインスピレーションが すべていい結果を生むとは限らない

なかには 禁止されることもあるだろう



しかし一方で 本当にいいアイデアも生まれる

そのためには いますでに知っていることを あえて無視することも必要だ




世の中は変化している

昔の常識は いまの非常識といわれる

探求者たちの新たな活躍舞台は 衆知の通りだ



 





8/02/2015

混ざらないものを混ぜる




レオナルド・ダ・ヴィンチは 混ざらないものを混ぜてみた

 

アートは 全く意外なところで 

何らかの模様や現象を見いだせる力があるかどうか

問われる

 

関連は いたるところにある

要は こうしたことに敏感になれるかどうか





ある男性は ミュージカル【 オペラ座の怪人 】の観劇中に

防犯用警報機の着想を得た

舞台効果の霧で 

俳優たちが ほとんど見えなくなってしまったことに注目し

霧を出す機械を改造すれば 防犯用に使えると考えた

つまり 泥棒に入られたとき 

へや全体に大量の煙を噴出させるのだ





完成に到るまでの道のりは長かっただろうが

新しい出来事に率直に反応し 

まったく意外なところでこたえが見つかったのだ





モールス信号を考案したモールスは

宿場で馬を交換する様子を見ていたとき

一定の距離を置いて 交換局を設置すれば 

信号を強化できるのではないかとひらめいた





人間の脳は ずっとかけ離れているもの同士でも

関連を見いだそうとする

いま取り組んでいる問題と まったく関係ないものをまず取り入れてみるのだ






卵1コ  と  PC   。。。など




意外な関連を見つける

これは 新しいアイデアに向けての創造性の促進剤となる

どんなにバカバカしくても ひるまず

現実味のあるアイデアにたどり着くまで 何回何十回でも練り直すこと

















よく考えるために






しっかりと考える人になりたいのであれば

最低でも 次の三条件が必要になる




人づきあいをする

本を読む

情熱をもつ



 
これらのうち どの一つを欠いても 

まともに考えることはできない



8/01/2015

夢の実現に責任を




そんなことに 責任をとろうとするのか

それよりも 自分の夢の実現に責任をとったらどうだろう

夢に責任をとれないほど 弱いのか

それとも 勇気が足りないのか

自分の中心に それを置いていないのか




あなたの夢以上に あなた自身であるものはない

夢の実現こそ あなたがもっている最大最高最善の力で

なすべきものではないのか

夢は 実現するためにここへやってきたのだ



こたえはほかにもある







アルバート・アインシュタインは あるとき

「 博士と私たちとの違いは何ですか? 」

と質問されて こう答えた




【  たとえば 干し草の山の中から 針をさがさなくてはならないとしよう

   あなた方は おそらく 針が1本見つかるまで探すだろう

   私は 針がすべて見つかるまで探すと思う  】




ある朝 アインシュタインが 教室で試験問題を配っていた

学生たちはみな テスト用紙を見て 戸惑ってしまった



「  教授 これは前と同じ問題ではないですか?  」

【  その通り  】

【  問題は同じだが 今回は こたえが違う  】





アインシュタインは いつも複数の答えを模索していた

それは 正しいアプローチである

何を行うにしても 必ず複数の〜正しい〜方法があるからだ