6/01/2008

ミュージシャンのアート




しばらく ご無沙汰でした。


ちょっと九州-東京間を行ったり来たり。
気分もアップUP-ダウンDOWNといったりきたり。


そんなときにご招待受けて渋谷のギャラリーへ。
昨年展覧会した処。


「 Terumasa and Susan HINO 」* Collaboration
  3rd Exhibition


トランぺッターの日野さんです。
5:30からパフォーマンス、レセプションあり
久々にジャズを聴き、音の迫力に魅せられ
ミュージシャンの描くアートをじっくりと拝見した。


やはり作品から音を感じ
その空間にしばし漂流して帰路へ。


ひとつひとつの顔には
なめらかな音、穏やかな音、力強い音
朝の顔、昼の太陽、夕方の静けさを感じ


ひたむきに描かれているその姿さえイメージでき
胸にずっしりとインパクトあるパワーをいただいた。


イメージ通りのとても明るい、また謙虚な方。
コラボしたスーザンさんは日野さんの奥様。


いいんじゃない?



Musician = Artist 



ARTを楽しむ仲間はみなアーティストだ。

要は、前を向いて切磋琢磨しているかどうか
やりながらその本質に気づいていくかどうか

いい刺激、気が廻りをグンと明るくした。
ありがとう、
日野さん、スーザンさん。
新しい作品をまた期待したい。

4/04/2008

John Lennon Museum - Yes -






先日仕事の帰りに新都心に降り、
ジョン・レノン・ミュージアム(John Lennon Museum)に立ち寄った。


ジョン・レノンは、昔からミュージシャンとしての一ファンというより
アーティスト、オノ・ヨーコとの関係性に対して何か強く魅かれるものがあった。


オノ・ヨーコは、当時アヴァンギャルド・フルクサス(Fluxus) の活動に参加し
ユニークなスタイルでロンドン、ニューヨークで展覧会を行っていたアーティストである。


ニューヨークでは、観客が彼女の衣装をはさみで切り取るパフォーマンス
「カット・ピース」や、言葉による作品「グレープフルーツ」などを発表した。
ロンドンのインディカ・ギャラリーでの彼女の個展の開催前日に訪れたレノンは、
梯子を昇った上に下げられた虫眼鏡で、天井に書かれた「 YES 」の文字を読む
という作品に惹かれたらしい。


ライトアップされた天井をのぞき込むとそこに... 「 YES 」。
表現したいもののスピリットに共感したのだろう。
それが 「 YES 」 でよかったといっている。
同じ作品がこのミュージアムにもあった。


1960年代は、アートのアヴァンギャルド(前衛芸術)全盛期。
ネオ・ダダ、コンセプチュアル・アートなどアーティストが反芸術性をも求め
多種多様な作品を発表している。
それぞれの生き方が表現性の垣根を取り外し、
新たな芸術共同体を生み、
新たなアートを夢想し、
創作活動に没頭でき、
自由に作品を発表できる土壌を整えた時代だった。


また、この時期の印象深いアーティストに
フルクサスメンバーの作曲家、ジョン・ケージがいる。
ご存知だろうか。


何をやっても、あるいは何もやらなくても良い
「4分33秒第二番(別名または原題は0分00秒)」は有名な作品だ。


実は、昔大阪にいた頃、
フルクサスのメンバーとコラボレーションしていた舞踊集団、
マース・カニングハム(contemporary dancers)とともに
活動、演出していた小杉氏と逢ったことがある。
彼は、ジョン・ケージのスピリットを受け継ぎ精力的に活動していた。
N.Yを拠点にし、
その後ある知人が彼のアシスタントを始めたと風の噂が流れてきた。
実験音楽を主流に活動を行い、
現代アートの渦のなかでツアーをともにし、
世界中を回っていた。
いまどこでどうしているだろうか。


ミュージアムを後にして
足早に過ぎていく時代の波とゆるやかな風を感じた。

3/23/2008

五感力をチェック!その2.




前回は五感の記憶をたどって
五感力を目覚めさせていくためのトレーニングをひとつ提案したが
今度はもうちょっと掘り下げて チェックしてみよう


いつもやっている習慣事(散歩、料理、買い物、ジョギングなど)から
最近体験したこと(スケッチ、旅行など)までなんでもOK!


「見る」-「聴く」-「味わう」-「嗅ぐ」-「触る」


ひとつのアクションに対して 5つの感覚をくわしくチェックしてみよう
すでに食べてしまった今晩の料理は よーく思い出して
あすの朝予定している散歩は これからなので
意識して感じてみることができると思う


五感力は 無意識レベルで働いているため
引き出しをひとつひとつ開けていくことで
ちょっとしたささやかなことから
身体の優れた働きや機能があることを再発見したり
喜びや驚きが生まれるきっかけになったり
いままで以上に
感じることを楽しむ暮らしができるようになる


例えば....
今日 私はスケッチ用のお花と玄関屋外におくお花を求めて
お花屋さんに行った


店内にはBGMが流れ よく聴いてみると
ホイットニー・ヒューストンの歌だった(聴く)
個人的には「 For The Love Of You 」がいい(笑)


色とりどりの春のお花を見ながら(見る)
広いお店をゆっくりと回り
ただそこにいるだけで癒されて 奥で立ち止まってしまった


とてもいい香りで立ち止まってしまったのだ(嗅ぐ)
名前は忘れてしまったが、
お花の前でしばらく座り込んでしまった


いつもの調子で
葉っぱを触る 土の感触(触る)具合を見る
とても気持ちがいい
これだけでストレスは吹き飛んでしまう


植え替えをどうしよう ああしようと
イメージしながらピックアップした


喉が渇いたので缶コーヒーのみながら(味わう)
ふたたび店内をもう一周した


まぶしい日差しをあびながら
花々が満足気に笑っているようで
私自身とても気持ちいい時間を過ごした


お花と
ホイットニー・ヒューストンと
コーヒーの組み合わせは
私にとって、それだけで至上の喜びだ
他にはなにもいらない(笑)


...と このように感覚を引き出してみる
そのときの印象が強くなり
色彩も濃いものになるのではないだろうか


感覚の引き出しは たくさんあった方がいい
なぜならば 五感力を鍛えることで第六感(インスピレーション)も
感じやすくなる と思うからだ


以前「シックス・センス」(第六感/ Six Sense)という
アメリカ映画があったが ご存知だろうか
そこでは第六感を 霊能力として描いていた


いま潜在意識の分野で
第七感・第八感(六感を超越する感覚)の研究がなされているという
非常に興味深いが
科学者達が非科学分野の研究に乗り出し どれだけのことが解明されるのか
わくわく ドキドキするばかりだ


3/16/2008

五感力をチェック!その1.




最近、子どももおとなも五感力が弱まってきていると聞いている。
いったい、どうなっているのか ... ?


指先でふれる活動が少なかったり、
食材をそのまま口にすることがとても少なかったり、
また、きれいな花の香りを嗅ぐこともないのだろうか?


おそらく、おとなたちの日頃の暮らし方の影響があるのだろう。
体験不足もよく聞く話だ。
旅行など遠くへ行かなくても、
家の近くで楽しんでできる方法はいくらでもある。
アウトドアパーティーやバーベキューなど ....
食べたり、飲んだりばかりじゃないが。(笑)
一から企画してできることは無限大にあるのだ。


そこで、五感力を目覚めさせていくためのトレーニングをやってみよう!
子どもからおとなまで、誰でもO.K.!
いままでの人生をちょっとふりかえり、


「 ● ● 歳のころ、あの場所で、こんな衝撃的な音に出逢った!」
「こんな不思議な匂い、嗅いだことがなかった!」
「きれいな色で盛りつけられた、あの料理は忘れられない!」


などと五感の記憶をたどってみてください。
さまざまな体験、経験を通してゆっくり育んできた五感の記憶は
しっかりとみなさんの感覚の引き出しにあたためられ
いつでも、どこでも
外へ解放されるのを待っているのでは?


海や山の思い出は、
その空気感とともに鮮明に思い出されることでしょう。


ちなみに、私が強く印象に残っているのは、
7歳のころ、家の近くの広い駐車場(だったか)をキャンバスに
いつも落書きをしていたのだが、
ちがう色、かたさの軽石を集めてはコレクションをし
白、ベージュ、グレーの石たちは
やわらかいものから堅いものまで
8種類もあった。
いつもそれを使い分けて黙々と描いては
叱られていたのをよく覚えている。(笑)
いまの私のルーツである。


さあ、思い出したらぜひ紙に書き出してみよう!
あなたの五感のルーツをたどって .... 。

2/28/2008

Creativity - 創造性



















「 ART VTR 」を設置した。

アートに関する -1 Minute Painting- や -3 Minutes Painting-, またパフォーマンスもあっておもしろい。

こういった刺激は制作へのモチベーションを高める。

コンセプト、カラーリング、コンポジションのすべての計算があってはじめて素早く仕上げられる。


テクスチュアなどの技術は枚数をこなし、自分のものとなる。
1点集中.....見事な作品だ。
そのパフォーマンスへの積極性を見習おう。




表現とは、

(1) 内面的・精神的・主体的な思想や感情などを、外面的・客観的な形あるものとして表すこと。
   また、その表れた形である表情・身振り・記号・言語など。
(2) 外にあらわれること。外にあらわすこと。      

とある。/大辞林 第二版 (三省堂)より



それがうまく伝えられるか、

伝わっているか、

いかに伝えようとするか ....... がキィであろう。

がんばれ!! アーティストたち!!

2/24/2008

五感力を伸ばそう!




いま「生きる力」が求められている。


子どもにとっても、大人でも同じである。
それぞれの世代でそれぞれの「生きる力」が求められている。
では、「生きる力」とはどういうものであろうか。


精神面、また身体面から多角的にのぞくことができるだろう。


いろいろな作家、研究者が分析し、提唱しているが、
以前、わたしは子どもたちとともに
渋谷で「キッズ・ゲルニカ・プロジェクト」を立ち上げ、制作に臨んだ。
(-- キッズ・ゲルニカ・プロジェクト in Shibuya -- ※ 下記 HP 参照/ ※ 左記 ART-LINK にも掲載 )


http://www.kids-guernica.org/ja-index.html
http://www.kids-guernica.org/JapanesePage/Workshop-JP/No130Japan-JP.html
http://kidsguernicashibuya.blogspot.com/


テーマは「平和」、タテ3.8m * ヨコ8m の巨大な壁画制作。
ピカソが描いたゲルニカと同じサイズの壁画を子どもたちが世界の子どもたちに向けて " 平和 " を願い、独自で描くプロジェクトだ。


このアートプロジェクトを通じてみな貴重な体験をした。
子どもたちもおとなも(協力アーティストたち)様々な準備、制作の全体の流れを通じて、五感を駆使して確かな手応えを得たと思う。


アクリル絵の具の調合、そこにある匂い、色を重ねてできた凹凸の質感、テクスチュア。
また、巨大なキャンバスを広げて取り組んだワークショップ、全体構成。
普段は踏み入れたことのないキャンバスシートの上にみな " ハダシ " で踏み入れ、絵筆をとり、また手で描きこんでいく。
アーティストたちもみな想像以上の初めてのすばらしい体験となった。


当時、私は主宰していた「キッズ・アート工房」に於いて、積極的に五感力を高める体験企画を行なっていたため、
案の定、アートが大好きな子どもたちはのりにのって身体力、五感力を使い、すばらしく集中して懸命に自己表現へと向かっていった。


生きる力..... 日々五感力を高めることで精神面、身体面から十分鍛えることができると改めて思った。


私の捉える「五感力」とは、
すべての感覚の身体的中心が安定し、自己肯定がなされていることである。


人はある行為、アクションを通じて
自分の中の様々な身体の感覚と呼応しながら、自分自身を成立させている。
特に、この感覚はみな生まれつき万全に備わっているかのように思われがちだが、
様々な体験、経験の蓄積の上に鍛えられて伸びていくものである。


ゆえに感覚は
経験を通して育て、鍛え上げていくもの---この認識がまず重要であろう。


これからこの五感力について、
さまざまなキイワードを取り上げていくことにしよう。
お楽しみに。

1/24/2008

感性を解き放つこと





いま巷で話題のスピリチュアル・メッセージでお馴染みの江原さんが、以前こういわれていた。


「人生はみな何のために生まれてくるのか?」

「それは感動と体験を積み重ねるため。」


アートでも同じようなことが云える。
制作はテーマに基づきプロセスを経て完成するが、完成した「作品」は大事だが、作品がアートではなく、それをつくるプロセスや発想にこそアートの価値があるように思う。
以前、子どもたちを教えていた時コンセプトとして重要視していたことは、自己決定と自己表現だ。



自己決定とは、何を描きたいか。 
何をテーマとし、何に感動し、何を描きたいのか。自分の心を大きく広げて心の眼で深くみつめ、素材とともに決めていく作業だ。
すべて解き放たれた感性の声を聞きながら自分ですべて決めていく。これは、子どもたちのみならず大人も同様。
子どもたちは身体で感じたことを身体で思いっきり表現する。本能に従っているからダイナミック、真っ白でやわらかい心が表れてくる。だからおもしろい。



自己表現とは、文字通り自分にしかできない、人とちがうやり方、表現だ。
自然の中の木々を同じ場所で見ても、感じ方は人それぞれちがう。天から降りてくるインスピレーションも違うはずだ。
心の声に従って、色、かたち、線を自由自在に描いてみよう。
このプロセスが貴重な体験となる。感じたことが紙、キャンバスに表れ、徐々に変化してゆく。身体で覚える。このプロセスに価値がある。大事なのは、なにかにとらわれないこと。なにかに気づき、発見してゆくこと。



目標意識の高い人は、向上したい故に悩み、とらわれやすいが、そのような人はまず「感性を解き放つこと」


その先にアート表現のおもしろさ、愉しさが待っていることを忘れてはいけない。
そのプロセスや発想にこそアートの本質的な価値があるのだから。

1/14/2008

むかしむかしの美術作品





 「 なぜ、むかしの美術作品にはハダカの作品が多いのか?... 」

以前 ある先生から質問を受けたことがある
勿論 原語での説明は散々だったが 
あえて内容をご紹介しよう




■”真実” 語源説

ギリシャ語で「真理」や「真実」を表すことばを「アレーティア」というが
これは「忘却」など表すことばに反対の意味を表す接頭語をつけたもの
つまり、ギリシャでは真実とは「隠されていないもの」という意味を持っていて
衣や装飾で肉体を隠さないことが絵画などでも推奨されていたと考えられている




■心身均衡説

キリスト教やイスラム、あるいは仏教でもそうだが
一般に世界の宗教は、”肉体” よりも ”霊魂” を重視する傾向がある

ところが、ギリシャでは「精神」と「身体」のバランスが重視され
心の強さや美しさを競い合うだけでなく
身体の強さや美しさを競い合う習慣が存在した
たとえば、オリンピックもその考え方を受け継いでいる

古代オリンピックでは、衣服をつけず
肉体の強さ、美しさを誇示していたようだ




■”あれはハダカではない” 説

英語には naked と nude ということばがあるが
ギリシャの彫刻や絵画に描かれる「ヌード」は
何も着ていない「ネイキッド」ではなく
特別な方式で描かれたものだから 
とくに恥ずかしいものでもなかったという説もある

それは西洋の伝統の中だけの話で
その外にいる私たちには十分恥ずかしいヌードだとは思うが
たとえばヨーロッパの街角で噴水などにヌード彫刻があっても
「いやらしい」と感じないのは、そういうことのようだ




何事もそうだが、文化的伝統についての説明は
単純なひとつの原因に帰することはできない
様々な要因が重なり合って生まれたものだと考えるのが適切だろう







1/04/2008

ART とは何か...




私がリスペクトする各作家の金言をご紹介しよう。それは生き方そのものであると思う。


●レオナルド・ダ・ヴィンチ
   あくなき厳密さ ( オスチナー トーリゴーレ )

●コロー
   芸術の美しさは、我々が自然から受ける第一印象に彩られた真実にある。

●アンドリュー・ワイエス
   自分は抽象画家だと思っている。リアリズムを通って強烈なロマンティックな空想をめぐらしている。

●マーク・ロスコ
   精神的な思考の共通性を目指すもの。人の内的世界にわき起こる空虚な思い、人間を超えた存在を感じるもの。

●ピカソ
   画家はあらゆる事象にいつも注意を傾けている、敏感な政治的な生きものである。   

●松村外次郎(彫刻家)
   思想家はみな破壊者であり、保守的な殻を破った人たちだが、大衆はついていった。それは社会性があったから。保守的、マンネリの中では思想は生まれません。芸術も同じである。

●安井曾太郎
   自分はあるものをあるがままに現したい。迫真的なものを描きたい。本当の自然そのものをキャンヴァスにはりつけたい。樹を描くとしたら、風が吹けば木の葉の音のする木を描きたいし、歩くことのできる道路を描きたい。車が通っている道を描くのだったら、車の通る道を描きたい。人の住むことのできる家、触れば冷たい川、湖水の深さまで現したい。人ならば、話し、動き、生活する人を描きたい。その人の性格、場合によっては職業までも十分現したい。
   (題材について)理想的、回顧的なものは排したい。そういうものは今の自分には画家の道楽のように見える。自分はどうしても現代の生活文化の中に取材したい。...つまり、自分は物質的に今の時代をそのまま写したいのだ。画室内の絵を外の景色や出来事の連続にしたいのだ。 -「私のリアリズム」より-

●浅井慎平
   画家は自分の心の中をくぐってきたものを描いてはじめて人を感動させることができる。
   

スケッチクラブ
























●北アルプス / 大出のつり橋から望む白馬連山
* * * * * * * * * * *


現在、アート講座の講師を行なっています。

皆エネルギッシュで個性あふれる方ばかり....

まさしく体育系のクラスでおもしろおかしく展開しています。

デッサン、水彩、パステルと描き始めたら止まらない...

みな初心者なのですが、研究心にあふれ、

どんどんどんどん上手くなっています。

今度パステル講座が始まります。

楽しみ楽しみ.....。

この写真は昨年のスケッチツアー、北アルプスへ。

いろいろ行きましたねえーー。

ね、みな真剣でしょ!

ふくろう....福朗  福6  不苦労  梟  URAL OWL





あけましておめでとうございます。

昨年はいろいろなことにチャレンジしながら

あちこちの壁にぶつかりつつ

走りっぱなしの1年でした。

今年はますます自然体で

周りの方々に感謝して

Only one を目指し

前半は全速力で

後半はマイペースで

前進していこうと思っています。

ふくろうのように .... 猛々しく、愛らしく。

しかし、よく男性に間違えられるからなぁ... ha ha ha ...

ま、いいや。