3/02/2010

Vancouver 2010




2010 バンクーバーオリンピック。


フィギュアで注目されたキム・ヨナと浅田真央。
美を昇華させるすばらしい演技だった。


キム・ヨナはなめらかで華麗な演技を
浅田真央はラフマニノフの重厚感ある「鐘」を表現した。


終了直後、浅田真央のことばから二人の差が歴然としている理由が解った。
涙をこらえ、がんばってインタビューに応えていた。


「 考えてしまって.... 」


今回二人を見ながら、内面表現に目を向けていた。
キム・ヨナが滑り始めてすぐに、自分らしい滑りを目指して
内面から確実に大きく成長したのだと驚いた。
以前、精神面ではとても繊細で、内気な少女が、
カナダ留学を経て、
陽気で明るい自分らしさと自信を取り戻したと伝えられていた。
2009年の結果が物語る。


欧米では特に、マインドトレーニングに力を入れるというが、
彼女も洩れずにトレーニングを重ねたのだろう。


おわかりだろうか。
全身全霊魂を向けて集中し打ち込む時には


「 無 」になる

「 無我の境地 」になれる

そして、最終局面では「 考えてはいけない 」


芸術も音楽もスポーツも
全て同じであろう、と思う。
実際に体験してみないと解らない世界ではある。


日頃の厳しいトレーニングを積み、
自己を高めて行くプロセスで徐々に昇華していくもの。


「 無 」を目指してその境地に達するものでもない。


到達点は、技術の向上ではなく
トータルで見る人間的昇華だ。


芸術も然り。
日々自分と向き合い、自分が何者であるかを問い、
みな意識的に歩いている。
目を見開いて進み、目的地へ到達する道筋さえ知っている。


わたしはわたしらしく、
いまを生きる、その姿勢がすべてを昇華させていくのだと思う。


すべては内面から充実する。
すべては内面から表れる。
魂はわたしであり、それを経験しようと努めているから
望むようなありかたをすればいい。


現在、巷でよく見かける成功論、自己啓発、問題解決論も
すべて内面から。


決して、自分らしさから遠ざかってはいけない。
与えられた使命は気づいているはずだ。


全ての体験と感動を生み出すために
崇高な輪の中に自ら入って
ほんとうの自分になればいい。


人生は冒険で創造的なのだから。


浅田真央、次に期待しましょう。
がんばれ!


-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
2010 遅ればせながらのブログ。。。
今年は私にとって冒険の年です。
どうぞよろしく。